1年間のサイバー攻撃のデータ量は6ペタバイト以上 - Kasperskyが新製品
これは、同社による検出数のため、実数はさらに大きな数字になる。データ量で言えば6.17PB(ペタバイト)に達し、「テラ(バイト)ですらない」と、川合氏も驚きを隠さない。
こうした攻撃は、当然Web経由で行われており、オンライン上の攻撃数は14億3266万467件、ユニークホスト数も976万6119件と膨大な数字になる。こうした攻撃は「自分には関係ない」と思われがちだが、同社によると攻撃を受けているPCは全体の38%になるという。
「今年の脅威の数も、警察庁の発表などでは減っているとしていたが、Q1、Q2の半期集計で、昨年比18.5%伸びている」(川合氏)
こうした状況で、セキュリティソフトの必要性は依然として高いものとしており、日本人がネットにおける脅威を不安に感じている調査を引き合いに出した。ただ、不安に思う一方で、「セキュリティソフトは重い、高い」という意識から導入していないユーザーも多いという。
「重いと思われがちだが、第三者機関で、カスペルスキーだけでなく、日本で著名な他社ソフトも含めて、Webサイトの閲覧やファイルダウンロード、ファイルのコピーやプログラムのインストールなど、通常のユーザーアクティビティに対する負荷を計測したもので『遅くない』と認定されている。