2015年10月14日 11:00
経営者は何度も生まれ変われ - Cisco CEOが話すIoT時代の企業の在り方
Cisco SystemsのCEOを20年勤めあげた後、7月にその座を譲り会長に就任したJohn Chambers氏。彼は、長期にわたって成長戦略を軌道に乗せた経営手腕で知られる。
そのChambers氏が米Boxの年次カンファレンス「BoxWorks 2015」に登場し、Boxの共同創業者兼CEOのAaron Levie氏と対談した。テーマはデジタル化――この波に乗り遅れると「Fortune 500企業の40%が10年後に生き残れない」と警告する。
○デジタル化の波が全ての業種に襲ってくる
Ciscoに入社後20年以上の間、ハイテク業界のトレンド、企業の浮き沈みを見てきたChambers氏だが、現在のIT界は「大きな転換点にある」という。
「業界を問わず、世界中のあらゆる企業がデジタル化の波にある。大きな変革が必要だ」とChambers氏。その推進役はモバイルとクラウドだ。
CiscoはInternet of Everythingのフレーズの下で2020年に500億台のデバイスがネットに接続しているとの予想を出しているが、これが実現する世界では、自社の主事業が何であろうと「あらゆる企業がテクノロジー企業になる必要がある」