2015年10月19日 09:22
福山雅治はなぜモテ男NO.1であり続けるのか、顔の専門家に聞いてみた
や、1995年の連ドラ初主演『いつかまた逢える』(フジテレビ系)では、笑顔の少ないクールな顔が多かったです。それが、笑顔を増やすしていくことで、"クールなイケメン好き女子"だけでなく、さらに多くのファンを獲得することに成功しました。
○ビターでスイート「ビタスイ顔」
4つ目はビタスイ顔です。昔はイケメンという言葉はなく、カッコいい男性のことはハンサムと言いました。西洋だとフランスの俳優アラン・ドロン、日本だと加藤剛さんが代表格。男っぽい凛々しい眉にガッシリしたアゴが特徴です。今のイケメンの基準よりも、強さや厳さのある顔を女性は支持したのです。
それがだんだん優しさのある顔を求めるようになりました。
西洋だとトム・クルーズあたりからでしょうか。具体的には眉やアゴの男っぽい部分は残しつつ、ちょっとタレた優しい目で口角が上がった顔です。福山雅治さんのビターな部分(強く厳しい)とスイートな部分(甘く優しい)を兼ね備えたビタースイート顔は、ここ30年くらい続く男のモテ顔の主流なのです。
<著者プロフィール>
池袋 絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。出版社と人材総合サービスで営業を経験した後、顔研究の道に。