2015年10月21日 15:43
目でフォントをつくる未知の体験 - 東京都・六本木で「eyefont」を展示
現在開催中(11月3日まで)のデザインをテーマとしたイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」(東京ミッドタウン デザイン タッチ 2015)において、目でフォントを描く「eyeFont」の体験展示が実施されている。展示時間は12:00~19:00。会場は東京ミッドタウン ガレリア3F TIME & STYLE 前エリア。参加無料。
「eyeFont」(セミトラ制作)は、その名の通り人の視線でフォントを作り出すことができるアート作品(山口情報芸術センター(YCAM)委嘱作品)。体験する人は事前に文字列(アルファベット)を指定し、表示されたガイドラインを視線でなぞることで文字を書いていく。
こう説明するだけなら簡単だが、なかなかどうして、「思った通り」になぞるのは非常に難しい。筆者も体験してみたが、ふだん何気なく行っている「文字を書く」という行為を"身体抜き"で、正確に言えば目の動きだけで行うのは未知の体験で、実に難しかった。
視線を文字の軌跡どおりに動かしているつもりでも、なかなか筆順を進められなかったり、逆に明後日の方向へ書きすぎたりしてしまう。