くらし情報『目でフォントをつくる未知の体験 - 東京都・六本木で「eyefont」を展示』

2015年10月21日 15:43

目でフォントをつくる未知の体験 - 東京都・六本木で「eyefont」を展示

そうして書き終えた文字列がこちら。1文字書くのにもかなり格闘したので、正直、もう少し少ない文字数にしておけばよかったと後悔するくらいには疲労した。アテンドしてくださったYCAMのスタッフの方は「上手に書けた部類に入る」とフォローしてくれたものの、正直、体験していない人が見たら、足の指でペンを握って書いた文字と思われてもおかしくない。

書いたフォントは自動で「eyeFont」のWebサイトにアップロードされ、pngファイルとしてダウンロードする、あるいはTシャツ化の手続きが行える。手軽に「自分だけのフォント」を記念にとっておけるので、複数人でトライして、その難しさと各々の文字の個性を共有すると、より楽しめそうだ。

なお、この作品の基幹システムは、YCAMが開発に携わったオープンソースの視線入力装置「The EyeWriter 2.0」。ALS(筋萎縮性側索硬化症)により全身がまひした米国のグラフィティアーティスト・TEMPT1が再び絵を描けるように、という動機から始まったプロジェクトで、「eyeFont」はこの装置を活用して作られた作品のひとつとなっており、その他の関連作品なども、YCAMのアーカイブページにて見ることができる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.