くらし情報『シリコンバレー精神が宿る「ハッカー」、FacebookやGoogleを支える言葉』

2015年10月23日 12:29

シリコンバレー精神が宿る「ハッカー」、FacebookやGoogleを支える言葉

を駆使し、FORTRANプログラムを書いて運行を再現しようとした。しかし、当時貴重だったメインフレームになかなかアクセスできなかった。同好会なのだから当然だ。MITにはもっと重要なプロジェクトがたくさん存在したのだ。そんな時間や機材が限られた中で、TMRCのメンバーは色々なアイデアの試行錯誤を重ね、ひとつずつ課題を解決しながら目標へと近づいていった。ハックやハッカーは当時、彼らが使っていたスラングの一部である。アイデアや閃きでソリューションを生み出すことを意味する。その後、TMRCのメンバーを中心としたグループはプログラミングや人工知能に惹かれていく。
そして技術的または社会的な課題に取り組み、コンピュータや電気回路の知識を利用して最大の効果を生み出す人々が、一般的にもハッカーと呼ばれるようになった。

PC黎明期のハードウェアハッカー、80年代のゲームハッカーと、ハッカーは本来の意味で使われてきた。一方で、ネットワークを介して自らセキュリティを突破し、証拠を残すといった方法で企業や組織に脆弱性を知らせるようなハッキングも横行し始めた。それは素早く効率的にセキュリティホールを解決できる方法ではあったが、情報化社会の急速な進展とともに悪意のためにそれらの行為を行う者が出てきた。

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