くらし情報『シリコンバレー精神が宿る「ハッカー」、FacebookやGoogleを支える言葉』

2015年10月23日 12:29

シリコンバレー精神が宿る「ハッカー」、FacebookやGoogleを支える言葉

ハッキングは、実際には何かを素早く創造したり、限界に挑戦することを意味する。ほとんどのことがそうであるように、善にも悪にも利用されるが、私がこれまで出会ってきたハッカーたちのほとんどは、世界にポジティブなインパクトを与えようとする理想主義者ばかりだった」

これはFacebookが株式上場を果たした時に同社CEOのマーク・ザッカバーグ氏が株主に宛てた書簡である。hackという単語は「たたき切る」「掘り起こす」、そして「開墾する」といった意味を持つ。単純に単語からイメージすると、ハッカーは常識にとらわれずに壊し、新しいものや環境を作り出す人になる。

ハッカーという言葉を最初に広めたのは、マサチューセッツ工科大学の「テック鉄道模型クラブ(Tech Model Railroad Club:TMRC)」だったといわれている。名前が示す通り鉄道模型の同好会で、コンピュータ好きの集まりではなかったが、その中に2つのグループが存在した。1つはリアルな風景や模型を作って楽しむグループ、そしてハッカー文化の元祖となったのがもう1つのグループである。スケジュールに従って列車が規則正しく運行されるシステムに興味を持ち、コンピュータ(IBM709)

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