くらし情報『中小企業にとってのマイナンバー制度とは? (18) 中小企業のマイナンバー対策 システム選びが成否をにぎる? (その1)』

2015年10月26日 10:00

中小企業にとってのマイナンバー制度とは? (18) 中小企業のマイナンバー対策 システム選びが成否をにぎる? (その1)

○マイナンバー対応に給与計算パッケージソフトを利用する場合の課題

収集は紙ベースが基本受け渡し・保管には十分な注意が必要

これらのソフトウェアでは、事業所内に設置されたパソコンにマイナンバー取扱担当者が従業員などのマイナンバーを入力することが基本となっているため、マイナンバー取り扱いの入口であり、一番手間のかかるマイナンバーの収集や本人確認は、システム外で行う作業ということになります。

そのため、マイナンバーの収集は基本的に紙で行うことになりますが、収集用に従業員本人および扶養親族のマイナンバー記入用紙をサプライ品として販売しているベンダーもあります。この場合は、マイナンバーが記載された用紙と本人確認のための通知カードのコピーなども一緒に収集することになり、これらの紙資料を従業員から企業への受け渡す際や、マイナンバー入力まで保管しておく際に、紛失や漏えいに備えた安全管理措置をきちんと講じる必要があります。

なお、マイナンバーのCSVデータの一括取り込みなどの機能が用意されているソフトウェアもありますが、この機能を利用するには、従業員がパソコンなどでマイナンバーを入力し、そのデータをCSVに出力して企業に受け渡す必要があり、ここでも紛失や漏えいに備えた安全管理措置をきちんと講じる必要があります。

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