2015年10月29日 11:00
ツールを活用した“イマドキ”チーム開発の極意 (3) チーム開発におけるプロジェクト管理を効率的におこなう方法とは?
場合によってはチケット管理システムと連携してソースコードを管理されているかもしれませんが、全体が連携しているシステムは多くなく、認証設定も手間がかかります。
チケット管理とソースコードのコミットにともなうチケットの消化率、さらにはビルドの成功、ビルド後のテストの消化率、といった開発プロセスの一連の流れをすべて俯瞰して見ることができれば、より理解が深まります。
前述のプッシュ型の管理ではリーダーやメンバーがそのための資料作りに忙殺される場合があるため、時間が無駄になります。コンピュータのいいところは自分で必要な情報が欲しい場合、少ない手間で莫大な情報を処理、加工して表示できる点です。
「Power BI」を代表とするセルフサービスBIと呼ばれるツールでは、対応しているデータソースから必要なデータを抽出し、視覚化してくれます。レポートデータを作成しておき、任意のタイミングで参照するプル型の管理にすれば、ほぼリアルタイムの状況を自分の仕事の必要なタイミングで参照することができるようになるため、それぞれの時間が効率的に使用できるようになります。
○Visual Studio+Power BIで実現する、プロジェクト管理の視覚化
Visual Studio OnlineとPower BIの組み合わせで実際に仮想プロジェクトを作り、どのようなプル型のプロジェクト管理ができるかご紹介します。