2015年11月2日 10:30
【前編】マーケティング・キャンペーンのROIを高めるプライベートDMPとは?
DMPは「オープンDMP」と「プライベートDMP」の2種類に大別される。ちなみに、上記の2011年の定義ではデータの所有者に基づきデータソースを整理しているが、最近ではデータの所在(社内/社外)でDMPが議論されることが多く、セカンドパーティー・データが意識されることは少ない。
オープンDMP
外部が保有するサードパーティー・データを、年齢や性別といったデモグラフィック属性、興味・関心・嗜好といったサイコグラフィック属性、よく利用する購買チャネルなどのビヘイビアル属性を基に、購入企業がターゲットとして利用できる顧客セグメントの形式に変換されたデータ、およびその顧客セグメントを活用する仕組み。
プライベートDMP
サードパーティー・データとファーストパーティー・データ(自社で保有している顧客情報や商品情報といったトランザクションデータ)を統合し、ターゲットとして利用できる顧客セグメントの形式に変換されたデータ、およびその顧客セグメントを活用する仕組み。
DMPは、アドテクノロジーの領域で注目され、広告代理店、メディア企業、事業会社の広告宣伝部門がターゲットに最適な広告を配信するためのテクノロジーとして発展してきた。