くらし情報『5インチディスクで2TBを達成 - 東京理科大が大容量ホログラムメモリを開発』

2015年11月5日 08:00

5インチディスクで2TBを達成 - 東京理科大が大容量ホログラムメモリを開発

5インチディスクで2TBを達成 - 東京理科大が大容量ホログラムメモリを開発
東京理科大学は11月4日、新開発の情報記録方式「3次元クロスシフト多重方式」を採用することで、5インチサイズのフォトポリマーディスクと、小型かつ簡易な光学系およびメカ機構により、2TBのホログラム多重記録を可能とするメモリ技術を開発したと発表した。

同成果は、同大 基礎工学部の山本学教授らの研究チームのほか、三菱化学、ナノフォトニクス工学推進機構、大日本印刷などで構成させる研究グループによるもの。

電子データの記録/保存については、米国を中心に公文書や映像・ニュースについては100年、医療情報は75年、オイル&ガス地層情報は50年といった長期での保存が求められるようになってきている。しかし、現状、記録媒体として用いられているHDD、磁気テープ、光ディスク、半導体メモリなどは、大容量、長期信頼性、自然災害などへの耐久性、運用コストの低減などのすべての条件を同時に満たすことが難しく、新たなメモリ技術の実用化が求められていた。

今回、山本教授は、安定な記録および再生を可能とする新方式「3次元クロスシフト多重方式」を発案した。同方式は、信号光と球面参照光を媒体の中で反応させて記録させるというもので、膜厚を利用して、ホログラフの干渉縞の方向(角度)

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