2015年11月9日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (200) iPadで新人の営業支援、対面営業で質の高い情報を提供-日本アジア証券
しかしADSL回線は過去5年間、一度も使用されず、また光からADSLに切り替えができる社員もいなくなっていたのです。そこで日常的に誰もが容易に切り替えられる迂回経路として、iPad Cellularモデルのテザリング機能を使うのが良いのではと考えました。それが昨年の9月頃の話です。もちろんこのときも、iPad以外にもさまざまな選択肢がありました。しかしこのときも先と同じ理由で、ユーザーが使いたがるモノということからiPadを選定。11月28日にテスト機として2台購入して、営業支援ツールとしてはどうかと新開部長に見せました。FaceTimeでビデオ通話もできる。これは営業支援ツールとしても使えると思いましたね」(千葉氏)
同社ではBCP対策用としてまず30台を注文。
翌15年1月に正式に営業用端末ツールとして導入が決まり、新人と一部のキーマン用に追加で90台発注。続く要望に対応するため更に100台を発注し、現時点では220台の端末を導入している。現在は「使いたい」という申し出のあった営業へも配付を検討しているという。
営業ツールとしてiPadを導入したことで「目に見えた効果としてはまだないが、営業の生産性は向上している」