2015年11月9日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (200) iPadで新人の営業支援、対面営業で質の高い情報を提供-日本アジア証券
そしてもう一つ、魅力に感じる機能があったと新開氏は付け加える。それがiPadにプリインストールされているビデオ通話アプリFaceTimeだ。
「例えばお客様から聞かれてわからないことがあっても、FaceTimeで支店につなぎ、知識のある上司や先輩に説明してもらうということができます。そのほかにも支店長がお客様とFaceTime越しに挨拶をしたりということも。もちろん、お客様がiPhoneユーザーであれば、お客様とのやり取りも音声通話ではなく、FaceTimeによるビデオ通話で行うこともできます。他の通話アプリのように資料の添付などはできないところも気に入りました。我々が得意とする対面販売のノウハウを生かしつつ顧客獲得のための新しいツールとして、期待できると考えました」(新開氏)
○元々はBCP対策用としてiPadの導入を検討
このように現在は営業支援ツールとして活用されているiPadだが、最初にiPadの導入を思いついたのは、BCP対策用だったと千葉氏は振り返る。
「当社には25の支店があるのですが、それらの支店のインターネット回線としては光回線と、その回線が断線した際のバックアップ用のADSL回線を敷設していました。