2015年11月11日 14:23
工学院、世界最大級のソーラーカーレースWSC2015の結果報告会を開催
工学院大学(工学院)は11月11日、10月18日~25日の期間にてオーストラリアで開催された世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン ワールドソーラーカーチャレンジ2015(WSC2015)」の結果報告会を開催した。
WSC2015は同国北部のダーウィンから南部のアデレードまでの公道約3022kmを競うレース。搭乗者、車輪数の違いにより「チャレンジャー」「クルーザー」「アドベンチャー」に分けられ、同大学は今回、4輪で搭乗者が2名以上のクルーザークラスに参戦。クルーザークラスは速く走るだけでなく、中間地点でのアリススプリングスでの外部コンセントからの充電(1回)の充電量、搭乗者を乗せた距離、実用面の度合い、といった要素も加味される採点方式で最終的な順位が決定する。
今大会では総得点の70%を走行時間が占めていたため、工学院チームはスピード重視の戦略を選択し、クルーザークラス全12チーム(1チーム走行しなかったため、実際のレースには11チームが参加)の中で準優勝という結果を収めた。
レースは2ステージ制で行われ、工学院チームは両ステージで2位に大きく差をつける1位だった。しかし、ステージ2で不可解なペナルティを受け、4時間40分にわたり速度が制限されたことなどにより、当初の想定通りにタイム差を広げることができなかったことが総合順位に響いた。