くらし情報『ARM TechCon 2015 - 基調講演で「Cortex-A35」など3つの新技術を発表』

2015年11月12日 16:32

ARM TechCon 2015 - 基調講演で「Cortex-A35」など3つの新技術を発表

もっともTrustZoneの実装方法はCortex-A向けのものとは異なり、TrustZone専用コプロセッサを搭載するわけではなく、一種のモード切替で実装される形になる。なのでTrustZone内部の命令は既存のTrustZoneとは異なるものになり、互換性はない。ちなみに基調講演では触れられなかったが、このARM V8-Mに対応する形でAMBA 5も発表された。

またこのTrurtZoneの実装にあわせて、新しく「CryptCell」も発表された(Photo06)。これは通信の安全には付き物である暗号化アクセラレータやTRNG(真乱数発生装置)などのハードウェアと、これをサポートするソフトウェアの構成からなるとの事だった。

ちなみに今回はあくまでアーキテクチャの発表であり、具体的なMCU IPの発表ではない。すでにARM V8-Mのアーキテクチャライセンスは可能だそうだが、今のところそれを要求している顧客はいないとの事だった。

○mbed OS 3.0

これは昨年からアナウンスされている話であるが、今回「mbed OS 3.0」が正式に公開された(Photo07)。
またmbed Device Connectorが利用可能になった(Photo08)

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