くらし情報『プラズマクラスター技術の「鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス」への有効性を実証 - シャープとホーチミン市パスツール研究所』

2015年11月18日 08:00

プラズマクラスター技術の「鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス」への有効性を実証 - シャープとホーチミン市パスツール研究所

プラズマクラスター技術の「鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス」への有効性を実証 - シャープとホーチミン市パスツール研究所
シャープとベトナム ホーチミン市パスツール研究所は11月17日、シャープのプラズマクラスター技術が、空気中に浮遊する「鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス」の感染力を抑制できるとする研究成果を発表した。

同成果の詳細は、The Vietnam Association of Preventive Medicineが発行する「Journal of Preventive Medicine」に12月に掲載される予定。

プラズマクラスター技術の原理は、例えばインフルエンザウイルスの場合、陽イオン(H+(H2O)m)と陰イオン(O2-(H2O)n)を同時に空中へ放出し、ウイルスの表面で2つのイオンが結合してOHラジカルへと変化。これが表面のスパイクタンパク質(糖タンパク質)から水分を抜き去ることで、結果スパイクタンパク質が破壊され、これにより繁殖が抑制されるというもの。

同社では各種のウイルスなどに対する技術検証として「イオンでの効果の検証」「実使用相当の空間での効果検証」「臨床試験」の3つのステップを用いており、今回は第1段階の「イオンでの効果の検証」に当てはまる。これは、高病原性や新種など取り扱いに制限があるウイルスなどの有害物質を狭い空間内に放出し、プラズマクラスターによりどういった変化が生じるかを調べるというもの。

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