2015年11月18日 16:59
「目指したのは史上最強のThinkPad」 - レノボ、ノートPC版「Xeon」搭載のモバイルワークステーション「ThinkPad P」発表会
3つめはバッテリ駆動時のパフォーマンス向上だ。ユーザーへのヒアリングでは、モバイルワークステーションは、バッテリ駆動時にパフォーマンスが大きく落ち込むため、常に電源に接続して利用しているという。「これではモバイルワークステーションの意味が無い」(高木氏)として、バッテリ駆動時の改善に取り組んだ。
基本的には電源管理のプロファイルの最適化ということだが、ミドルレンジGPUを搭載した他社製品とくらべても、バッテリ駆動時にパフォーマンスが大きく落ち込むことがないという。
このほか、肥大するCADデータに対応した64GBの大容量メモリに加えて、ThinkPadならではの堅牢性やキーボードとトラックパッドといった特徴を備える。特にトラックパッドでは、パッドの下に3つのボタンを新たに配置している。これはCADによる設計現場では、3つボタン式のマウスが広く使われていることから採用したのだという。
「ノートPC向けXeonを搭載した製品はほかのメーカーからも出てくると思うが、ワークステーションとして使い倒せる性能や駆動時間、薄さや軽さ、グラフィックスのパフォーマンス、大容量メモリ、堅牢性や利便性をしっかりとパッケージしたのがThinkPad Pシリーズ」