2015年11月18日 16:59
「目指したのは史上最強のThinkPad」 - レノボ、ノートPC版「Xeon」搭載のモバイルワークステーション「ThinkPad P」発表会
シリーズに詰め込まれたレノボならではのこだわりを紹介。1つ目は冷却システム。「ThinkPad P」シリーズでは、冷却に同社が「FLEX Performances Cooling」と呼ぶ冷却システムを採用する。
ゲーミングノートPCでたびたびみられる構造だが、熱源となるCPUとGPUをヒートパイプで連結し、CPUが発熱するときはGPU側に、GPUが発熱するときはCPU側に熱を移すというものだ。CPU側とGPU側にはそれぞれファンを備え、発熱に応じて回転数を調節する。
これにより10%のパフォーマンス向上を実現するほか、従来モデルとくらべてパームレストの温度を最大20%低く抑えることができるという。また、2基のファンのうち、1基が故障しても50~60%のパフォーマンスで動作が可能で、事業継続性の面からもメリットがあるとする。
2つ目はLenovo Automatic Turbo Boostテクノロジーで、システムの状況をモニタリングしつつ、CPU電圧を調整することで、動作クロックの上限にとどまる時間を延ばす機能だ。
レノボが行ったテストによると、4Kの動画を1Kにトランスコードする場合、この機能の有無で10.3%の差が生じたという。