2015年11月19日 17:08
マイクロソフトが考える企業向けセキュリティとは? - ナデラCEOの講演より
日本マイクロソフトは11月17日、マイクロソフトにおける企業向けセキュリティへの今後の取り組みについてセキュリティブログで説明した。
企業では、従業員がノートPCやBYOD端末などを使って、オンプレミスおよびクラウドベースのシステムから機密性の高いデータにアクセスすることで、サイバーセキュリティ上の脅威にさらされるリスクが増加している。
同社は、セキュリティ上の脅威に対する保護、検知、対処のために新たなアプローチが必要だと認識しており、データセンターから、センサー、SaaSアプリケーションなどのあらゆるエンドポイントを適切に保護する必要であるとしている。
そのために、クラウド、マシンラーニング、行動モニタリングなどの情報を活用し、セキュリティ脅威の検知を迅速に行うという。具体的には、数十億のソースから得た数兆件ものシグナルに基づいた「インテリジェントセキュリティグラフ」を構築し、これを全エンドポイントの保護、攻撃検知機能の向上に活用する。インテリジェントセキュリティグラフは、エンドポイント、一般消費者向けサービス、企業向けサービス、オンプレミステクノロジーからの情報に基づいており、データを保護することで、マイクロソフトに独自の優位性をもたらしているという。