くらし情報『『エームビ』倉田健次監督、初めて触れた2.5次元に感じた魅力と驚き…役者全員が「そこで生きている」』

2021年12月9日 17:00

『エームビ』倉田健次監督、初めて触れた2.5次元に感じた魅力と驚き…役者全員が「そこで生きている」

と演出の糸口を見つけることができ、すごく助けてもらいました。実は内心、すごく頼りにしていました。

——見どころとして、劇中劇があると思いますが、映像で再現するんだと驚いたところでもありました。

まさに1番の表現どころなので、松崎さんや『エーステ』振付けの梅棒さんに力を貸していただいて、映像チームと舞台チームが融合して作ったパートです。そこが成立しなければ、この作品は成り立たない。全ての物語が各組の旗揚げ公演に向かっていくので、1番の見せどころだと思っています。組ごとに撮影の仕方や色味も全部変えていて、キャスト、スタッフ、舞台チーム全部門の力が結集していたので、もう1回やれと言われても、できるかはわかりません(笑)。それぐらい、もの作りの奇跡ってあると思うんです。


僕は映像をやってきて舞台のライブ感がいつもうらやましかったので、今回の劇中劇は映画とも違う踏み込みができればと思っていました。色々なアイディアを出してくれるスタッフもたくさんいたので、映像を作る人間はやはり似たようなことを感じていたのかもしれないと思いました。舞台とは違う手法で舞台を観ている感覚になってもらえて、そこに至るまでの経緯も愛してもらえたら嬉しいです。

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