くらし情報『ARM TechCon 2015 - 性能/消費電力比を重視した64bitコア「Cortex-A35」を読み解く』

2015年11月25日 18:17

ARM TechCon 2015 - 性能/消費電力比を重視した64bitコア「Cortex-A35」を読み解く

ARM TechCon 2015 - 性能/消費電力比を重視した64bitコア「Cortex-A35」を読み解く
●Cortex-A35はどういった立ち位置のコアなのか?
基調講演では簡単に性能面が(Cortex-A7と比較する形で)示された「Cortex-A35」だが、もう少し細かい話をご紹介したいと思う。

まず製品セグメントから。Photo01が各々の製品分け、という形になる。

実を言えばこの図は厳密にはCortex-A9とCortex-A53の間にARMv7-A(*)としてCortex-A12が入った形になる"はずだった"。ところがCortex-A12は発表こそされたものの、あまりニーズが無いということで、2014年10月にCortex-A17に統合される形になってしまい、この結果ARMv7-A(*)と書いた、32bitを超えるLPA(Large Physical Addressing)を利用できるHigh Efficency向けのARM v7-aベースのコアがなくなってしまった。実際に製品動向を見ると、Cortex-A15の動作周波数を落として使う、なんてケースがしばしば見られたのは、Cortex-A7とCortex-A15/17の間にかなりの性能ギャップがあったためである。

これもあってか、ARMv8-Aでは当初からCortex-A57とCortex-A53が比較的近い性能で登場しており、特にこのCortex-A53はかなり広く利用されたのだが、64bitの裾野が広がってきた(つまりOSやアプリケーションの64bitへの移行が進んだ)

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