Ingress「ABADDON@台北」に行ってきた - Nianticアジア統括部長に聞くIngressイベント
―― 台湾のエージェント(プレイヤーのことをIngressではエージェントと呼ぶ)に対して、どのような印象をお持ちでしょうか?
川島氏「世界的に見ても、台湾には有数のエージェントが多く存在します。台湾のエージェントは高い情熱を持ってプレイしていますね。去年(2014年)も台北でイベントを開き、1,000名程度の参加者がありました。今回のイベントでは数千人の参加者がありました(編注:後日5,000人を超えると発表された)」
―― 今回のイベントハイライトを教えてください。
川島氏「台湾のエージェントは非常にチームワークが良く、困難なミッションも協調して解決します。アジアでも屈指の良エージェントがそろっています。
Ingressではポータル間を結ぶリンクを交差することはできませんので、目的のリンクと交差するリンク結ぶためには、事前に邪魔なポータルを攻撃して無効化する必要があります。例えば、ベトナムから台北へとリンクを張るためには、台北にある数百万のポータルリンクをよける必要があるわけです。
今回は台湾の『レジスタンス』チームが海外のエージェントと協力し、ロシアとチベット、インドネシアを結んだ巨大なCF(*)を作成しました。台湾のエージェントには、このような困難な作業を成し遂げるチームワークがあります。
一方で『エンライテンド』チームも負けてはいません。このCFを構成するポータルを攻撃してCFを解除し、新たに台北を囲むCFを作成して対抗しました。
今回は台湾で行われたイベントですが、台湾以外の国際的なエージェントの協力があり、台北を覆う巨大なCFが見られたのです」
(*)コントールフィールドの略。リンクで囲まれた三角形の陣地のようなもので、作戦エリアをCFで囲むのは重要。―― Ingressは「ジャーニー」がキーワードとなっています。今回は台北市ではなく、新北市での開催となりましたが、次の台湾開催は台北になるのでしょうか? それとも、ジャーニーにふさわしく台中や台南での開催になりますか?
川島氏「イベントの場所選びには色々な要素がありますが、ローカルプレイヤーがどのぐらいアクティブなのかが重要です。今回は新北市で開催になりまして、これには新北市政府の協力があります。
2015年末にミッションデーを開く予定ですが、これも地元自治体と地元エージェントのコラボレーションが重要です。来月(2015年12月)は沖縄でAbaddonが開催され、沖縄は中国や韓国とも近いところなので、よりオープンな関係が期待できるでしょう。
台湾は非常に魅力的な街ですから、次回のイベントがあるとすれば、エージェントの皆さんに台湾新幹線に乗ってもらって、別の場所で開催かもしれませんね。
ただ、様々なプランがあるので、現段階ではまだ決定されておりません」
―― それぞれの陣営に対してメッセージを
川島氏「レジスタンスチームは今回、アジアに巨大なフィールドを構築しました。これらは台湾のチームだけでなく、国際的な協力によって不可能を成し遂げており、世界の人を驚かせたと思います。
エンライテンドチームは、これに対して諦めませんでした。協力してレジスタンスのCFを破壊し、台湾をエンライテンドのフィールドで覆い直しました。諦めない精神がなければできなかったと思います」(編注:台北Abaddonはエンライテンド側の勝利となったが、インタビュー時点では未発表)
余談だが、Ingressのイベントには地元自治体との協力関係も大切だ。Ingressは「実際に現地へ行かなければならない」という集客性を持っているので、自治体からは比較的好意的に見られていると思う。
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