くらし情報『ARM TechCon 2015 - 新たに2種類の命令グループが定義された「ARMv8-M」を読み解く』

2015年12月2日 09:00

ARM TechCon 2015 - 新たに2種類の命令グループが定義された「ARMv8-M」を読み解く

ではMainlineの方は? というと、こちらはBaselineの機能をすべてサポートした上で、最大で40%の性能改善に繋がる追加命令、それにDSP/FPUのサポートが追加されている(Photo04)。

ちなみにBaseline/Mainlineとも、PMSA(Protected Memory System Architecture) v8に基づくMPU(Memory Protection Unit)がサポートされる。Baselineでもサポートが追加されるのは、後述するTrustZoneの絡みでMPU無しという訳にはいかなくなったからだ。PMSA v8では、ついに32バイト単位で任意の大きさの領域を指定できるようになっている(Photo05)。

●ARMv8-MのTrustZoneは従来のものとは何が異なるのか?
さて、次が基調講演でも出てきたTrustZoneの話になる。基本的には既存のTrustZoneと同じ「コンセプト」である(Photo06)。具体的に言えば、ARMv8-Mでは「Secure Mode」と「Non Secure Mode」という2つの動作モードが新たに設けられた。

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