くらし情報『ルネサス、第3世代車載コンピューティングプラットフォーム第1弾製品を発表』

2015年12月2日 17:38

ルネサス、第3世代車載コンピューティングプラットフォーム第1弾製品を発表

さらに、プロセスとしてはTSMCの16nm FinFET+を採用したほか、自動車用機能安全規格「ISO26262(ASIL-B)」に対応。加えて、チップ単体のほか、DDRメモリをすでに実装したSiPモジュールも用意。これにより、ユーザーの開発工数の負担軽減を可能とした。同モジュールには初期ブートに必要なシリアルフラッシュメモリも搭載しているため、ブートからメモリ動作までの一連の動作に関する設計工数の削減も可能となっている。

同社車載情報システム事業部 車載情報戦略部の吉田正康部長は、「第3世代R-Carプラットフォームは、『HMIコンピューティングとコグニティブコンピューティングを同一アーキテクチャ』、『車載ユースケースを前提とした最適化ソリューションを提供』、『さらなる自動車システムの進化に向けて、R-Carも継続的に進化』の3つを掲げて開発されてきたもの。クルマにおける安全とセキュリティが従来以上に重要視されるようになっており、機能安全が基本要求になっている。R-Car H3は、こうした要求に対応するべく、高性能IPを統合することで、低レイテンシを追及して生み出された」と、同製品の開発背景を説明する。

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