くらし情報『地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」 (2) 超深海に「触れる」ような船を』

2015年12月4日 10:00

地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」 (2) 超深海に「触れる」ような船を

でも今は有機ELの時代でタッチパネルが主流です。耐圧殻のガラス球に文字を映せばいいのです。

―6Kはあえてアナログにしているのかと思いました

磯崎:アナログにもよい面はあります。たとえば航空機のコックピットはどんなに発達してもアナログのメーターがあります。デジタル画面の数字を読むのではなく、針が上をさしているから正常だとか、ぱっと判断できるように。でもアナログ画面をガラス球に映せばいい。

○母船からのクレーン方式も変わる!

―フルデプス、フルビジョン、効率性アップ……楽しみです

磯崎:母船も新しくするつもりです。今は支援母船「よこすか」の後ろからクレーンで下ろして着水させ、スイマーがケーブルを手ではずしています。
そのスイマーたちの安全を確保するために天候の条件があるのです。「ちきゅう」(地球深部探査船)という船の内部を見たことはありますか?

―はい、つい先日……
磯崎:船の真中にムーンプールという開口部があって、そこから掘削しますよね。「しんかい12000」の母船も真中に開口部が欲しい。そこから「しんかい12000」を出し入れしたいのです。

―そうすると、スイマーは必要なくなるんですか?

磯崎:はい。

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