くらし情報『羽田空港でNTTなど4社共同実験--外国人増や少子高齢化対策でデザイン高度化』

2015年12月7日 16:03

羽田空港でNTTなど4社共同実験--外国人増や少子高齢化対策でデザイン高度化

空港内の音サインを対象に視覚障がい者への被験者実験を行い、実際の被験者の体感ヒアリングや行動測定により、実用化に向けた課題を明確化していく。

パナソニックの光ID技術を使用した実験では、空港施設内に光ID対応の案内看板を設置し、看板付近を通過する障がい者や外国人などの空港利用者に対して光ID看板にスマートフォンをかざすことにより多言語での店舗情報を取得し、商業エリアの認知の効果が得られることを被験者実験により検証する。

パナソニックのBluetoothビーコンを使用した実験では、羽田空港内の商業エリアに指向性ビーコンを設置し、バリアフリーナビゲーションアプリを使用して目的地までの誘導がスムーズに行えるかを検証する。また、利用者の動線情報を分析することで、今後、障がい者や外国人などをターゲットにした業務改善用途やマーケティング用途などで指向性ビーコンを活用していくための技術的な課題を明確にしていく。

TIAT、JAT、NTT、パナソニックの4社は、11月26日に設立された「空港における情報 UD 検討委員会」に参画し、情報ユニバーサルデザイン高度化を推進。4社は空港旅客ターミナルが求められていることと、その解決・実現に向けた最先端技術を持ち寄り、羽田空港国際線・国内線旅客ターミナルにおいて実証実験を行うことによって、技術の有効性の検証と導入に向けた課題の明確化をしていくという。

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