2015年12月8日 11:00
フォーティネット、FortiGuard Labsを日本に開設 - 来年の脅威の予測も
日本においてはFortiGuard Labsの重要情報を日本語で顧客に伝えること、日本国内での脅威を分析すること、国内サイバーセキュリティ関連組織との連携強化の3点が主たる活動になるという。
日本国内における脅威分析の事例としては、現在も増え続けているNTPサーバを悪用したDoS攻撃とWordPressへのアタックを挙げ、「活動が顕著であるため今後も注意が必要である」と注意を呼びかけていた。
また、日本のモノづくりを支える制御システムを狙う攻撃が今年急増しており、日本メーカー製制御システムを狙う攻撃が発見されたという。寺下氏はこの理由について、イタリアのハッキングチームが攻撃されて内部情報が流出したタイミングで発生しており、確証はないものの、「タイミングから見て、この時に流出したツールを試したのではないか」と推測していた。
そのほか、IoTを使った新たな攻撃ベクトルが発生する可能性について触れ、2020年に200億台のIoT機器が登場することと、同じく2020年に東京オリンピックという「メジャーで狙われやすい」イベントがあることから、今から対応を考えなければならないという。○来年予測される5つの脅威とは?
当日はグローバル セキュリティ ストラテジストのDerek Manky氏が来日。