2015年12月8日 11:00
フォーティネット、FortiGuard Labsを日本に開設 - 来年の脅威の予測も
翌年の5つの脅威予測に関して説明を行うとともにFortiGuard Labsの活動と日本の重要性について説明した。
今後急速にIoT機器が増えることに加え、今年すでにIoT機器への攻撃が驚異のTOP10にランクインしている。このため、IoT機器を狙った、あるいはIoT機器を悪用する攻撃が台頭すると予測。合わせてIoT機器が他のIoT機器を狙うワームが登場する可能性を指摘。そこでISFW(Internal Segment FireWall)という防御策を考案しているほか、穴が増えているために侵入防止策が今後重要になるという。
また、仮想環境のゲスト環境がホストを攻撃することでクラウドシステムを乗っ取る攻撃と今年(解析されないように)システムを破壊するブラストウェアの発展として、侵入されたことや痕跡も検知できないゴーストウェアが登場することを予測したほか、最後は、サンドボックスをだますためにサンドボックス環境下では無害な行動しか見せず、実環境で悪意のあるプロセスを実行するマルウェアの存在を予見していた。
なお、日本のFortiGuard Labsは寺下氏のみのスタートとなるが、Manky氏はアジアのシンガポールと台湾のラボも設立当初は1名のみだったと説明。