2015年12月8日 17:11
米「シグナス」補給船、打ち上げ成功 -国際宇宙ステーションに物資補給へ
米国のユナイテッド・ローンチ・アライアンスは12月6日(現地時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する「シグナス」補給船運用4号機(OA-4)を搭載した、「アトラスV」ロケットの打ち上げに成功した。シグナスは昨年10月に打ち上げに失敗しており、使用するロケットを変え、約1年ぶりの打ち上げ再開となった。
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ロケットは日本時間2015年12月7日6時44分(米東部標準時12月6日16時44分)、米国フロリダ州にある、ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションの第41発射台から離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約21分5秒後にシグナスを分離、所定の軌道に投入した。
シグナスOA-4は太陽電池パドルの展開や、地上との通信の確立にも成功。この後、12月9日20時10分ごろに、ISSに到着する予定となっている。
打ち上げは当初、12月3日に予定されていたが、天候不良により、この日まで連日延期を重ねていた。
○シグナス補給船
シグナス補給船は、米国のオービタルATKが開発、製造した補給船で、ISSに物資を補給することを目的としている。