2015年12月10日 10:30
日本人こそ行くべき温泉郷が台湾・台北に! 「北投温泉」を地元民風に楽しむ
なお、瀧乃湯の湯は酸性度が高いので、ネックレスや指輪などの貴金属類は変色を防ぐために外した方が無難だ。1回の入浴時間は5分以内と書かれていたが、心配せずともこの熱さでは、5分以上じっとつかるには忍耐力が試されるだろう。
レトロ空間で周りをうかがっていると、湯につかっている人よりも、浴槽の周りで話しをしたりマッサージしたりしている人の方が多い。基本的に番頭さん以外は英語も日本語も通じない。なので、周りの人がどのような話をしているのか分からないのだが、土曜日朝の井戸端会議ならぬ"温泉会議"の内容を想像してみるのも興味深い。入浴後、番頭さんに「確かに熱かった」と告げると、「うちは日本式だからね」とやや誇らしげに話してくれた。
○天然温泉の足湯につかりながら新聞も
さらに地元民の"温泉心"を知りたいなら、北投公園から新北投駅方面に戻り、北西方面に5分歩いた先の「復興公園」へ行こう。ここには無料で楽しめる天然温泉の足湯がある。
それも3つもだ。
ここの足湯は深く、湯の中に立てばひざ上まで湯がつかる。そのため、みな一様にズボンを思いっきりたくしあげてつかっている。3つの湯は温度が異なり、筆者が訪れた時は40.4度、42.6度、そして45.4度となっていた。