2015年12月10日 15:40
イマドキ「学童保育」はこんなにも進化しています (9) 神奈川県・川崎市「内藤アカデミー」、野菜栽培や果物狩りで自然と触れ合う
日々の活動の中で、種まきや水やり、草取りなども行い、収穫したら庭で天ぷらパーティーを開いているそうだ。
庭には柿やミカンの木もあり、秋には子どもたちのおやつになる。ちょうど取材日には、庭のミカン狩りが行われており、子どもたちは目をキラキラ輝かせながら、「見て! こんなに大きい! 」「上手に採れたよ~」と元気な声を響かせていた。採った後は、みんなでミカンの木に向かって「ミカンさん、おいしいおやつをありがとう! 」とお礼を一言。こうした活動を通じて、「食べ物に感謝する」という気持ちもより育まれていくのだろう。
わざわざ観光農園に行かなくても、施設内で旬の果物狩りが楽しめるというのは、特に都会に暮らす子どもにはとてもぜいたく。先日はさつまいも堀りもしたところだという。
○「ただいま」「おかえりなさい」が似合う家庭的な雰囲気
周辺にある4つの小学校から子どもたちが通っている内藤アカデミー。
午後3時を過ぎると、「ただいま~」といいながら続々と子どもたちがやってきた。それをスタッフが「おかえりなさい」と温かい笑顔で出迎える。とても家庭的な雰囲気だ。
教室長の内藤幸彦さんは、みんなから"おとうさん先生"と呼ばれ、慕われている。