「インサイトの獲得」「イノベーションの実現」をテーマに、機能拡張が行われているという。
ITのシンプル化に関する機能拡張としては、「可用性/耐障害性の向上」「」「ハードウェアサポートの拡張」などがある。例えば、新たなホットスタンバイ機能を利用することで、プライマリデータベースから継続ログリプレイによってデータが同期されているスタンバイデータベースへ瞬時に切り替えることができる。
ハードウェアについては、IBM Power Systemのサポートが拡張された。また、非本番用途ではあるが、仮想環境としてしてVMwarevShepre 6.0、KVMがサポートされた。
インサイトの獲得については、階層によるデータストレージ管理を実現し、データマートからデータレイクまでの多様な目的のデータウェアハウスの用件に対応できるようになった。「HANAのデータはインメモリに置いておき、HadoopのデータはディスクベースのストレージであるDynamic Tieringに置いておくといった運用が可能になった。Dynamic TieringのエンジンはサイベースのIQなので、それなりのスピードが出せる」