くらし情報『「ASTRO-H」搭載のH-IIA 30号機、打ち上げ日が2016年2月12日に決定』

2015年12月11日 19:42

「ASTRO-H」搭載のH-IIA 30号機、打ち上げ日が2016年2月12日に決定

ASTRO-Hの全長は14m(打ち上げ後)、打ち上げ時の質量は2.7トンと、これまでJAXAが打ち上げた科学衛星の中で最も大きく、その内部には大型で高性能なX線望遠鏡が搭載されている。また機体が大きくなったことで、従来のJAXAの科学衛星と比べ、予備の部品など冗長系も十分に確保され、故障に強い衛星になっている。

なお、打ち上げが成功すれば、ASTRO-Hには愛称が与えられることになっている。

ASTRO-Hの詳細についてはこちらのレポートを参照

○H-IIA史上最短の飛行時間、小型副衛星の放出や新技術の実証試験も

H-IIAロケット30号機は打ち上げ後、太平洋上を南東の方角に飛び、離昇から14分14秒後にASTRO-Hを高度約575km、軌道傾斜角31度の円軌道に投入する。

ロケットの飛行経路は先日打ち上げられた29号機に近いが、打ち上げから衛星分離まで4時間半もかかった29号機と比べ、今回は14分14秒ととても短い。これは最終的に衛星を投入する軌道が異なるためである。今月1日に実施された30号機コア機体の報道公開において、三菱重工の二村幸基(にむらこうき)氏は「29号機はH-IIAにとって最長の飛行時間だったが、今回の30号機は最短の飛行時間となっており、対照的」

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