くらし情報『重低音重視のハイレゾ再生はアリか - オーテク、SOLID BASS最上位「ATH-WS1100」「ATH-CKS1100」を検証』

2015年12月15日 16:00

重低音重視のハイレゾ再生はアリか - オーテク、SOLID BASS最上位「ATH-WS1100」「ATH-CKS1100」を検証

ATH-WS1100は、SOLID BASSシリーズの最上位ヘッドホンで、オーバーヘッドタイプでは唯一のハイレゾ対応モデル。新開発の「ディープモーション・ハイレゾオーディオドライバー」やエクストラエアフローベース・ベンティングシステムの採用など、オーディオテクニカがこれまで蓄積してきたノウハウを惜しげもなく投入している。次ページでは、ATH-WS1100をじっくり聴いたインプレッションをお届けしよう。

●低域の迫力だけでなく明瞭感も良好な「ATH-WS1100」
○音全体がリアルに迫ってくる

「なるほど」。ATH-WS1100を試聴して思わず口をついて出た一言だ。重低音再生をうたうヘッドホンは低音を強調するあまり、音場が狭く音がぎゅっと詰まったように聞こえる印象があるのだが、ATH-WS1100は全く違う。体に響く質感のある低音が出ているにもかかわらず、音の見通しが良いのだ。低音に中高音域が埋もれることなく、細部の音まで良く聴こえてくる。


低音も無理やりブーストさせた感じではなく、バスドラムやベースの音も明瞭に聴き取ることができる。例えば、レッドツェッペリンの4枚目のアルバムに収録されている「Black Dog」

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