2022年1月23日 12:30
柄本佑、永瀬廉に感じた「男も惚れさせる色気」作品の中でも一目惚れ
若者を中心に支持を集める作家F氏の処女小説を映画化した『真夜中乙女戦争』が公開された。そこで、無気力な大学生“私”(永瀬廉)が出会い、退屈を破壊するための東京破壊計画=真夜中乙女戦争を首謀していく危険なカリスマ“黒服”を、柄本佑が演じている。
『美しい夏キリシマ』での主演デビューから20年目を迎え、ますます精力的に、1作ごとに違った役柄で作品に観客を引き込む柄本にインタビュー。“私”と“黒服”の関係を語ってもらった。
○■“私”に気に入られようと頑張っている男
——昨年だけでもドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』の陸や、映画『痛くない死に方』の河田先生、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の俊夫くんなど、本当にさまざまな役を魅力的に演じられてきましたが、今回の“黒服”はまた全く違う、サングラスの似合うヒール役ですね。
役柄的にはカリスマ性のある役になっていますが、そのまま自分のことをカリスマだと捉えると、言っていることが言っていることですし、ただの詐欺師にもなりえると思いました。現場で理詰めで演じているわけではありませんが、今思ってみると“黒服”は、“私”に一目惚れしちゃった人なのかなと。