くらし情報『Wal-MartとTargetが独自のモバイル決済サービス提供へ、MCXの行方に黄信号』

2015年12月22日 17:40

Wal-MartとTargetが独自のモバイル決済サービス提供へ、MCXの行方に黄信号

これらモバイルウォレットでは支払い手段として、一般にクレジット/デビットカードを登録して利用する。端末に搭載されたNFCなどの無線通信機能を用い、カード情報を小売店の読み取り機に送信して決済を行う。これとは一線を画す形で存在しているのが、冒頭のMCXらが提唱するCurrentCだ。CurrentCが米オハイオ州コロンバスでトライアルサービスを開始したことは先日紹介した通りだが、現時点でCurrentCアプリに登録可能なクレジット/デビットカードは非常に制限があり、実質的に銀行口座を登録して直接引き落としの形態を採っている。これは、クレジットカード利用における手数料徴収をMCX参加企業ら小売店側が忌諱し、間接費用を最小限に抑えられる銀行口座引き落としに変更したいという意図があるといわれている。

一方で、MCXの中核企業で小売最大手のWal-Martは、12月10日に独自のモバイルウォレットである「Walmart Pay」を発表している。Walmart PayはCurrentCとは異なり、メジャーなクレジット/デビットカードのほか、プリペイドカード、同社ギフトカードの登録が可能で、Apple Payなどとの違いは支払いを行うための通信技術がNFCではなく、QRコードをスキャンさせる仕組みという点だ。

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