くらし情報『乳がんはセルフチェックで見つけられる? - 「医師の触診も完全ではない」』

2015年12月23日 09:00

乳がんはセルフチェックで見つけられる? - 「医師の触診も完全ではない」

症状が出てから調べて、もう初期ではないということもありますので、それを防ぐためにも定期検診は必要なのです」。

一方、卵巣がんの場合は、突然発症し進行が早いタイプのものが少なくない。このタイプは前がん病変がなく、小さい病巣の場合、画像検査で見逃されることも。したがって、婦人科検診からわずか3カ月ほどで、がん性腹水がたまった状態で卵巣がんと診断されることもある。

検診でも防げないケースがあると思うと不安になるが、自分の体の状態を定期的にチェックするためには、やはり婦人科検診は重要だ。初期で見つけづらい卵巣がんの場合も、がんになる前に子宮内膜症や良性の腫瘍(チョコレートのう腫など)にかかった人が卵巣がんになりやすいというデータが報告されており、それらの病気は検診で見つけることができる。20代になったら、かかりつけ医師を見つけ、定期検診を受けることが自分の体をさまざまな病気から守るポイントのようだ。

○乳がんのセルフチェック方法

女性のかかりやすいがんの中でも、乳がんは罹患(りかん)率1位で、12人に1人がかかる病気といわれている。
遺伝性の乳がんもあるが、9割以上は遺伝とは関係がなく、その罹患者数は増え続けている。

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