くらし情報『Outlookを起動しただけで感染する脆弱性 - MSはパッチ配布済み』

2016年1月6日 15:34

Outlookを起動しただけで感染する脆弱性 - MSはパッチ配布済み

カスペルスキーは、今回の件からOutlookのセキュリティ対策が不十分であることを指摘している。ブログでは、Flashを例に出し、セキュリティ対策を紹介している。

Flashが「脆弱性の宝庫」であることは、セキュリティに詳しい人であれば周知の事実。そこで、多くの開発者は、自社のソフトウェアでFlashコンテンツを使う時は「サンドボックス」を利用する。サンドボックスとは、社内のネットワークから完全に切り離された仮想の環境であり、サンドボックス内であれば危険なコードを実行した場合でも外部が影響を受けることはない。

Outlookは、危険性のあるオブジェクトに対してこのようなサンドボックスを使用していない。そのため、「埋め込みオブジェクトの中に悪意あるコードが含まれていても、PCにインストールされている他のソフトウェアと同じようにふるまえる」という。

マイクロソフトは、発見したリー・ハイフェイ氏からの報告を受け、12月の月例アップデートで更新プログラムを配布した。
Outlookをアップデートすることで、BadWinmailを悪用した攻撃を防ぐことができる。カスペルスキーは、まだアップデートをしていないユーザーへ注意を促している。

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