くらし情報『2016年の宇宙開発、ここに注目 - 下半期編: 探査機が木星到着、小型シャトルの飛行、中国の宇宙船打ち上げ…』

2016年の宇宙開発、ここに注目 - 下半期編: 探査機が木星到着、小型シャトルの飛行、中国の宇宙船打ち上げ…

もまた、今年中の打ち上げが予定されている。

長征五号は地球低軌道に最大25トン、静止トランスファー軌道に最大14トンの打ち上げ能力をもち、現在運用されているロケットの中で最も打ち上げ能力の大きい米国の「デルタIVヘヴィ」やロシアの「プラトーンM」に匹敵する性能となる。

中国はこれを、大型の人工衛星、とくに宇宙ステーションのモジュール(構成要素)や大型の惑星探査機の打ち上げに使うことを計画してている。

○時期未定: 「ドラゴンV2」宇宙船、ロケットからの脱出試験と無人での初飛行

昨年末にロケットの着陸成功で話題になったスペースX社だが、同社は先進的なロケットだけではなく、先進的な宇宙船「ドラゴンV2」も開発している。ドラゴンV2は最大7人の宇宙飛行士を乗せ、ISSとの往復が可能なように造られており、いずれは火星への飛行や、さらには火星の地表への着陸も可能になるという。ドラゴンV2は昨年5月に、宇宙船のみでの脱出試験を実施し、成功している。これにより、打ち上げ直前の段階でロケットが爆発するなどしても、宇宙船と中の宇宙飛行士が安全に脱出できることが確かめられている。しかし、実際に宇宙に打ち上げる前には、飛行中のロケットに問題が起きた際にも安全に脱出できるかどうかを実証しなければならない。

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