2016年1月12日 13:00
エプソン、インクジェットの弱みを改善する「エコタンク搭載プリンター」
ランニングコストはA4カラーが約0.8円/枚、A4モノクロが約0.4円/枚。一般的な「インクカートリッジの交換」ではなく、複合機/プリンタ本体のインクタンクにインクボトルをあてがい、ユーザーが手動でインクを補充するスタイルだ。エプソンは「本体購入だけで(追加インクの購入なしで)約2年間は使える」としている。
○EW-M660FT
EW-M660FTはA4カラー複合機で、ベースメカは「PX-M650F」だ。プリンタ、コピー、スキャナ、FAX機能を持ち、給紙容量30枚のADFも備える。
インク構成は、顔料ブラック、染料シアン、染料マゼンタ、染料イエローの全4色で、プリントヘッドにはPrecisionCoreを採用。最高印刷解像度は4,800×1,200dpi、給紙容量は普通紙で150枚、自動両面印刷にも対応する。印刷スピードは、A4カラーテキストで約7.3ipm、A4モノクロテキストで約13.7ipmだ。
注意点は、フチなし印刷ができないことと、これまでのエプソン製インクジェット複合機/プリンタと比べて「耐オゾン性」が低いこと。家庭向けインクジェット機「カラリオ」シリーズの印刷物は10年という耐オゾン性だが、EW-M660FTの耐オゾン性は半年以上1年未満だ。