2016年1月12日 13:23
国内企業の約7割がDevOpsに関心なし - IDC
さらに「品質の高いアプリケーションが強く求められた」が38.2%で続いており、アプリケーションの品質向上も大きく影響していることがうかがえる。
また、DevOpsを採用する計画がある企業については、「モバイルデバイスとモバイルアプリケーションの利用増加に対応する必要があった」がDevOpsの採用を計画する背景として最も多い回答となった。IDCは、リリースサイクルの早いモバイルアプリケーションへの対応が必要となり、今後DevOpsへ取り組む企業が増加していく可能性は高いと見ている。
DevOpsを採用している企業に対して採用する上で課題になって点を聞いたところ、「投資効果が見えにくかった」が38.2%と最も多い回答だった。この結果から、IDCはDevOpsの成果、特にどのくらいビジネスに貢献しているかを具体的な数値で評価することが難しく、投資対効果がはっきりしないという課題を残しているとコメントしている。さらに2番目に多かった回答として、「DevOpsを進める共通のプラットフォームがない」が挙がった。この結果から、DevOpsを推進するためには、開発からテスト、運用まで一連のDevOpsプロセスを実行する共通したプラットフォームの構築も大きな課題となることが明らかになった。