くらし情報『小型スペースシャトル「ドリーム・チェイサー」の数奇な運命(前編) - ロシアより愛をこめて』

2016年1月20日 14:43

小型スペースシャトル「ドリーム・チェイサー」の数奇な運命(前編) - ロシアより愛をこめて

小型スペースシャトル「ドリーム・チェイサー」の数奇な運命(前編) - ロシアより愛をこめて
●夢追い人、ついに宇宙へ
米航空宇宙局(NASA)は1月14日、2019年からの2024年までの国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を、米国の民間企業オービタルATKとシエラ・ネヴァダ、スペースXの3社に委託すると発表した。このうち、シエラ・ネヴァダは「ドリーム・チェイサー」と名付けられた、小さなスペース・シャトルのような有翼の宇宙往還機を開発し、補給を行うことを目指している。

これまでドリーム・チェイサーは、そもそもの源流となった計画から数えると半世紀近くもの長きにわたり、ソヴィエトと米国という二つの大国の中で歴史に翻弄され、轗軻数奇なる運命を歩んできた。

今回は「夢追人」こと、ドリーム・チェイサーが、宇宙飛行という夢に追いつくまでの歴史を見ていきたい。

○翼もつ宇宙機がふたたび宇宙を飛ぶ

米航空宇宙局(NASA)は1月14日、2019年からの2024年までの国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を、米国の民間企業オービタルATKとシエラ・ネヴァダ、スペースXの3社に委託すると発表した。

NASAは数年前から、ISSへの物資や宇宙飛行士の輸送を民間企業に担わせる計画を進めており、スペースXとオービタルATKはすでに2012年からその任に当たっている。

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