くらし情報『イマドキ「学童保育」はこんなにも進化しています (13) 元広告マンが考えた理想の学童 - 東京都・杉並区「いおぎみんなの学校」』

2016年1月21日 10:40

イマドキ「学童保育」はこんなにも進化しています (13) 元広告マンが考えた理想の学童 - 東京都・杉並区「いおぎみんなの学校」

と目を付けたのが、放課後時間。実は学童保育で過ごす平日の放課後や長期休暇等の時間を合計すると、学校にいる時間よりも長いというデータもある(「全国学童保育連絡協議会学童保育の実施状況調査(2014年)結果」より)。同校では現在、小学1年生から3年生までの児童50名が、学童タイムに提供されるさまざまなプログラムを楽しみながら、社会を生き抜く力をはぐくんでいる。

○500を超える多彩なプログラム

同学童の特徴は、何といっても500を超えるという充実したプログラム。月15回は外部講師を招き、毎回ワクワクするような体験を通じて、座学だけでは身に付きにくい子どもの考える力やコミュニケーション力を伸ばすのが狙いだ。

例えば「デザインとコミュニケーション」のプログラムでは、第一線で働く現役デザイナーが講義を務めた。子ども達は「爽やかな飲み物は青系のパッケージ」などの具体例から色に込められた意味を学び、最後はさまざまなマークや図柄を色で意味づけする課題にチャレンジ。また「統計学入門」では、「大きな鍋で作ったカレーでもスプーン1杯で味見ができる」と、統計の基礎を小学生にも分かるようかみ砕いて説明。
その後、学童施設周辺で通行人を年齢別にカウントし、日本の人口ピラミッドと整合性が出るか? というフィールドワークを行った。

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