2016年1月27日 10:00
2016年はIoTとデータの爆発的増加が主要テーマに - NIが技術トレンドを分析
、NOMAやGFDM、FBMC、UFMCといった「次世代の無線アクセス技術(RAT)」、60GHz帯や70GHz帯を活用した「ミリ波」の4つの技術がトレンドとして挙げられ、これらを活用した機器の試作が進められることで、現実味が増していくとしている。
「IIoT向けネットワーク規格」については、次世代規格として、IEEE802.1 Audio/Video Bridging(Ethernet AVB)をベースにした「IEEE802.1 TSN(Time-Sensitive Networking)」の策定が進んでいることを挙げており、IIoT時代の産業用ネットワーク規格の決定版になる可能性があるとしている。一般的なEthernet規格をベースに開発が進められているもので、コスト面とセキュリティ研究の面でメリットを得られるほか、ソフトウェア側で低レイテンシの実現などを目指しているため、適用可能範囲が広いこともメリットになるとしている。
そして「ソフトウェアのコンシューマ化」については、同社がソフトウェアを重要視している証であり、現場での手軽な開発環境の実現に向け、LabVIEWの各種プログラムを機能ごとにコンポーネント化し、それを用途に応じて必要な機能のみを組み合わせることでアプリケーションとすることで、技術の根底は同じながら、特定市場で活用してもらいやすい姿へと変更してユーザーに届けることを可能とするというものとなっている。