2016年1月30日 16:30
集客から英会話まで、さまざまな可能性を見せたPepper World 2016
身体に関するさまざまな質問に対して、選択肢にタッチすることで回答が可能だ。選択肢が多すぎる場合は自由に入力できる方が望ましいが、ディスプレイにタッチする文字入力は操作が難しいこと、かといって音声ではプライバシーの問題があるのが課題だという。入力したデータは、リアルタイムに外部の管理画面に飛んでいき、医師はそこで確認できる。
○楽しんでもらいながらマーケティングデータを取得
勉強や将来のことなどを無料で相談できる「エリアベネッセ」に導入されているPepperも展示されていた。Pepperのディスプレイで年齢を入力すると、その年齢に応じたアプリが起動し、ゲームなどで楽しめる。年齢が低い場合は、Pepperが子どもの身長に合わせて腰をかがめ、目線を合わせる調整機能があるという。
「勉強タイプ診断」は、各種質問に答えることで、どんな勉強プランがいいかレコメンデーションしてくれるアプリだが、マーケティング的な質問もはさみ込まれており、ビジネスに活かせるデータも取得できるという。
また、音声認識を使って英会話の練習ができるPepperも展示。
Pepperの英語はネイティブに近く、かなり上級者向けの印象だったが、難易度によって速度を変えることができるほか、カタカナ英語でもある程度は認識してくれる。