2016年2月2日 15:04
進化するダウンローダー、シンクホール検知でサンドボックスを回避か
をコントロールサーバへ送信
コントロールサーバから暗号化キーをダウンロード。これによって、標的とするファイルの暗号化を防止
新たに見つかったRovnixは、シンクホールを検知する機能を搭載する。これにより、コントロールサーバがシンクホールされていた場合、発見されるのを回避するために悪意のあるコードを実行せずに潜伏する。また、攻撃実行の適切なタイミングを測るためのチェック機能も搭載する。
ブログでは、Rovnixがシンクホールを回避する際の具体的な挙動を解説している。まずRovnixは、これから侵入を試みるコントロールサーバのDNSネームサーバレコードを入手(フェッチ)する。
次に、入手したネームサーバの値を、コントロールサーバのDNSネームサーバレコードがシンクホールされたことを示すキーワードのリストと照合し、特定のキーワードが含まれているかどうかをチェックする。キーワードは、control、sink、hole、dynadot、block、trojan、abuse、virus、malw、hack、black、spam、anti、googlがある。
チェックによってDNSネームサーバに問題がないと判明した場合、Rovnixは情報を盗み出すための準備をするため、モジュールをダウンロードする。