口臭にもつながるドライマウス、歌えば手軽に対策できる!
を心がけてください」。
日常生活面のセルフケア
■冬場は加湿器を利用するなどして、部屋が乾燥しないようにする。また、乾燥時はマスク着用も効果的
■ストレス解消のため、体を動かしたり、自分の好きなことをしたりして気分転換をはかる。唾液は副交感神経優位時に作用するため、リラックスに努める。
■笑顔で人と楽しく会話をしたり、歌ったりして表情筋をよく動かすことで唾液腺を刺激する。
■規則正しい生活をする
■歯磨き粉やうがい薬を、刺激の少ないドライマウスにやさしいものに変更する
嗜好面では、「喫煙を控える」「飲み過ぎに注意する」などが該当するので注意しておこう。
○まずは原因の確定を
ドライマウスの原因は多岐にわたる。目や口が渇くなどの症状が出るシェーグレン症候群薬と呼ばれる別の疾病が関係している場合や、薬の副作用、ストレス、老化、口呼吸などが引き金となっているケースもある。
そのため、主に歯科では「口腔(こうくう)の乾燥状態の緩和」に特化した口腔ケアを実施していることが多い。
ドライマウスの対症療法を4つほどまとめたので参考にしてほしい。
●口呼吸が原因ならば、今日から改善を
■マウスピースや閉口テープで夜間の乾燥を防ぐ
■唾液腺マッサージや口腔筋機能療法を実践する
■唾液とほぼ同じ組成の人工唾液をスプレーする
■唾液と同じ抗菌物質、粘膜修復作用を持つ成分を含む保湿ジェルを口腔内に塗布する
「原因を確定でき、治すことができる場合は、医師と相談のうえでまず原因となる病気を治すことを優先し、その間の対症療法を試みます。