2016年2月9日 12:32
Flash Pro CCから名称変更した「Adobe Animate CC」提供開始-アニメーター向け機能を追加
同社は「Animate CC」を名称通りアニメーターの利用を想定しているとのこと。ブラシはプリセットのライブラリのほか、スマートフォンアプリ「Adobe Capture CC」を使って自作することもできる。
アニメーターの利用にかかわる機能で言えば、過去に削除された「オニオンスキン」と「ボーンツール」が復活。これまで非対応だったキャンバスの角度変更を可能とするなど、「描画ツール」としての機能アップデートは多い。色にタグをつけて一括変更などを行える「タグスウォッチ」も搭載した。
今回アップデートに含まれた「オニオンスキン」はPhotoshop CCの動画機能に含まれており、それを活用してアニメーターが制作を行う例もある。今後、アニメーターは「Animate CC」でPhotoshopに匹敵する制作が可能になるのかという質問に対し、リー氏は「『Animate CC』ひとつでアニメーション制作を包括して可能になるよう、今後も機能強化を図っていく」と答えた。また、Flashベースで作られているブラウザゲームなどのWebコンテンツを、同ツールでHTML5で変換可能かという質問に対しては、「SWFプロファイルでは可能だが、HTML5では再現できない機能を使っているコンテンツ」