2016年2月9日 19:25
SNSに画像を投稿するなら公開制限を - 実際の被害から学ぶ危険性
カスペルスキーは2月8日、Twitter上の新たな"なりすまし"事例を、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。
この事例では、Twitterアカウントの持ち主が「ユマ・コンプトン(Uma Kompton)」と名乗っており、「誇り高きクリスチャン、歌手、3児の母」というプロフィールが書かれていた。ユマはほかのTwitterユーザーから人気が高く、1万8000人以上のフォロワーを集めていた。
人気の理由は、挑発的でスキャンダラスな投稿内容。例えば、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に捧げる歌として、非常にわいせつな楽曲をSoundCloud上にアップロードしていた。さらに米国での暮らしや文化についても独自な視点でコメントしていたほか、パートナーとされる男性の写真を投稿していた。
ユマの存在に違和感を覚えたBuzzFeedの編集者は、投稿した写真の中にキリル文字を見つけたことから、ロシア連邦内で撮影されたことを確認し、さらなる調査により、ロシア人女性のVK.comアカウントを特定した。女性の名前はナターリヤでエフゲニーという名の夫がおり、モスクワに在住していた。