くらし情報『H-IIAロケット30号機現地取材 - 氷結層の制約を見直し、打ち上げ延期が少なくなるかも?』

2016年2月10日 21:06

H-IIAロケット30号機現地取材 - 氷結層の制約を見直し、打ち上げ延期が少なくなるかも?

H-IIAロケット30号機現地取材 - 氷結層の制約を見直し、打ち上げ延期が少なくなるかも?
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は2月10日、種子島宇宙センターにてY-1ブリーフィングを開催、X線天文衛星「ASTRO-H」を搭載したH-IIAロケット30号機の準備状況について説明した。同ロケットの打ち上げ時刻は12日の17時45分に決定。打ち上げウィンドウは17時45分~18時30分に設定されている。

本日の種子島の天候は快晴。気温も暖かく、絶好の打ち上げ日和だったが、心配なのは、今後、天候の悪化が予想されていることだ。種子島宇宙センターが発表している気象情報によれば、11日夜から曇り始め、12日の打ち上げ時間帯には、風速10~13m/s程度の強風になる見込みだ。

小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げたH-IIAロケット26号機のときは、打ち上げの2日前に延期が決まっていた。筆者は今回も延期になるのでは……と思っていたのだが、今回、延期せずに打ち上げを決定したのは、同じように見える悪天候でも、上空の雲の氷結層に決定的な違いがあったからだ。


H-IIAロケットの打ち上げには、風速、雨量、発雷など、天候による制約条件がある。ただ、雨や風については、それほど問題になることはない。

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